Question

眼底検査で網膜動脈硬化症の疑い。今後が不安

先日受けた健康診断の眼底検査で、網膜動脈硬化症の疑いあり、と指摘されました。改めて眼科を受診したところ、今のところ治療の必要はないといわれましたが、今後悪化しないか不安です。症状を改善するアドバイスをお願いいたします。

男性/40代

2024/01/26

Answer

健康診断の眼底検査で網膜動脈硬化症(高血圧網膜症)の疑いを指摘されたとのこと。

眼底検査は、眼底の網膜や視神経乳頭、血管の状態を観察する検査です。眼底の血管状態から、全身の動脈硬化の状態を推測でき、高血圧症や動脈硬化が進んでいないかの手がかりにもなります。網膜の動脈の太さが変化し、出血や浮腫などが起きている場合は視力に影響する懸念があるため、精密検査をすすめられ、同時に内科的な動脈硬化の治療の必要性が出てきます。


ご相談者が眼科受診で治療の必要性がないといわれたことは、治療を要する心配な異常はなかったと受け止めていただいてよいでしょう。ただ、動脈硬化は自覚症状がないまま進行し、心筋梗塞や脳梗塞などの重大な病気を引き起こすので、食事や運動など、生活習慣を見直すことはとても大切です。以下に挙げる食事や運動などの生活面での留意点を参考にしてください。


●食事は1日3食をできるだけ均等にとり、腹八分目を守りましょう。食べすぎや飲みすぎは避け、とりすぎたら他の食事で調整します(たとえば、宴会のある日などは朝食や昼食を控えめにするなど)。

●できるだけバラエティに富んだ食事をとるように心がけ、同じものに偏らないようにします。肉の脂身や揚げ物は少なくして、野菜、海藻などをしっかりとるようにしましょう。飲酒は控えめに。

●ウォーキングなどの有酸素運動を週3日以上 (テンポよく歩くとよい)、 筋力トレーニングを週2日以上行います。自宅でできる腹筋運動やスクワットなどがおすすめです。

●ストレスや疲れを上手に解消し、リフレッシュを心がけ、睡眠時間を確保するなどでからだの調子を整えて過ごします。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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