Question

みぞおちの右側に痛み。考えられる病気や原因は?

かなり前から食べすぎたときなどに、みぞおちの右側が痛くなることがありました。最近では、食べすぎていなくても同じところが痛くなります。前回の健診でとくに異常はなかったものの、最近は公私ともに多忙でストレスが増している自覚もあります。こうした症状から考えられる病気と、原因としてはどのようなことが考えられますか? また症状を和らげる方法があれば教えてください。

女性/40代

2023/07/10

Answer

みぞおちの右側に腹痛が起こる病気で多いのは、胃・十二指腸潰瘍、膵炎や胆石、胆のう炎などがあります。それぞれの病気の原因と、症状を緩和できるセルフケアについてご説明します。


胃・十二指腸潰瘍は、内視鏡検査やバリウムによるX線の造影検査で診断が行われ、ヘリコバクターピロリ菌の感染、非ステロイド消炎鎮痛薬を長期に内服している、胃酸の分泌過多、ストレスや喫煙などがおもな原因といわれています。治療は、薬物療法と生活習慣の改善になります。セルフケアとしては、栄養バランスのよい食事を1日3回とり、規則的によくかんで食べること、嗜好品(アルコールやコーヒー、たばこ)を避ける、質のよい睡眠を確保し、適度に気分転換を図ってストレスを軽減することがすすめられています。


膵炎は、急性膵炎と慢性膵炎で治療法などが異なりますが、血液検査で膵臓の酵素の状態を確認したり、腹部エコー検査や腹部CTで診断します。おもな原因は、アルコールや胆石といわれ、膵炎の重症度に応じて治療内容は異なりますが、薬物療法と生活習慣の改善、胆石や膵石があれば石を取り除く手術が行われることもあります。

セルフケアとしては、断酒、禁煙、食べすぎや脂肪の多い食事を避けることが重要になります。


胆石と胆のう炎では、血液検査(白血球やCRPなどの炎症反応や肝機能の状態)や腹部エコー検査、腹部CT検査で診断します。おもな原因は、胆石は高コレステロールや高脂肪食の摂取や肥満、加齢、胆のうや腸管機能の低下などです。胆のう炎は、胆石が胆のうと胆管の間に詰まり、胆汁がうっ滞して炎症が起きることが原因です。治療は、症状に応じて胆石を取り除く薬物療法や手術、生活習慣の改善です。セルフケアとしては、膵炎と同様で、食べすぎや脂肪の多い食事を避け、過労やストレス過多に陥らないように心がけることが大切です。


以上のように、腹痛の部位や症状1つをとっても、多くの病気が考えられ、診断と原因の特定、治療のためには医療機関の受診が不可欠です。ご相談者におかれてもは、精神的なストレスからの症状ではないかとお考えとのことですが、症状の出現頻度が増しているのであれば、まずはからだに原因がないか、お近くの消化器内科へ相談いただくことをおすすめします。その際は健康診断の結果もあわせてお持ちになるとよいでしょう。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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