Question

低用量ピルの副作用で更年期症状が起こる?

数年前から低用量ピルを服用しています。ここ半年ほど、不眠や多汗など更年期のような症状がみられるようになりました。低用量ピルの副作用で更年期障害が起こることはあるのでしょうか?

女性/40代

2023/05/28

Answer

服薬している低用量ピルの副作用で、更年期症状が現れることはないかとのこと。


ホルモン用量の多いピルは、さまざまな副作用が心配されていますが、低用量ピルの副作用は極めて少ないといわれています。

ただし、気分が悪くなる、吐く、めまい、乳房が張る、体重が増える、頭痛、性器からの出血、消退出血、憂うつ感などの症状がみられることがあります。これら症状の多くは、2~3周期で消失するものの、症状が続く場合は、ほかのピルに変更することもあります。

また、乳がんや子宮がんのリスクの問題が指摘されていますが、乳がんのリスクが増加する可能性は低いです。子宮頸がんにおいては服用期間によってわずかにリスク増加の可能性があるといわれており、子宮がん検診を受けることが大切です。


ピルを飲んでいる人が更年期障害になるという情報はありませんでした。

ご相談者に現れている症状は、ストレスや生活習慣の乱れ、環境の変化、体質などの原因が複雑に絡み合って起きる自律神経の乱れなども否定できません。気になる症状や副作用などについては、まずは主治医や薬剤師へ相談することをおすすめします。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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