Question

インフルエンザの予防接種で初めて副反応が出た

インフルエンザの予防接種を受けたら、注射したところが赤く腫れ、少し触れただけで痛いことが数日続きました。毎年接種していますが、副反応が出たのは初めてです。来年から予防接種を受けないほうがよいでしょうか? また体質的に弱い、あるいはアレルギーをもっている可能性はあるでしょうか?

男性/30代

2023/01/25

Answer

予防接種は、感染症の原因となる病原体を発病させない程度の量だけからだに入れて、病気にかかったのと同じ反応を起こさせるものです。そうすることで、その病原体に対する免疫力(抗体)を体内でつくります。この過程で、病原体に対するからだの反応として、何らかの症状が一定の割合で発生します。


インフルエンザワクチンのおもな副反応は、接種部位の赤み、腫れ、痛みなどで、受けた方の約10~20%に起こるといわれています。通常、症状は比較的軽いことが多く、これらの反応は2~3日でなくなります。このようなものであれば、次の接種を控える理由にはなりません。しかし、予防接種で出現した副反応が全身性の発疹などで、ワクチンのアレルギーによるものと医師に判断された場合には、次の予防接種について、アレルギー反応の程度に応じて慎重に対応することになります。


以上のことから、今回反応が出たからといって、予防接種を控える必要はないのではないかと思われます。また、しばらくして症状が改善したことから、深刻な問題はなさそうにも思いますが、体質的に弱い、またはアレルギーをもっている可能性については、医師とよくご相談いただくことをおすすめします。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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