Question

奥歯の治療。抜歯も矯正もしたくないが……

奥歯の治療について、歯が溶けてグラグラなので保険適用でのかぶせ物はできず、抜歯が必要と歯科医に言われたため、別の歯科へ行ったところ、かぶせ物をするには矯正治療が必要とのことでした。できれば抜歯も矯正治療もしたくないのですが、どちらかを選んで治療を進めるべきでしょうか? このまま何もしないというわけにはいかないでしょうか?

男性/40代

2023/01/28

Answer

歯の治療で、2カ所の歯科医の意見が異なるとのこと。治療法の選択肢が複数ある場合、迷いが生じて悩まれるのも当然のこととお察しします。まず、骨が溶けている、歯がグラグラしているというのは、おもにむし歯や歯周病でみられる所見です。むし歯や歯周病が進行し、歯のぐらつきが大きい場合や、根の部分しか残っていない場合は、かぶせ物をしても支えることができないため、一般的には歯を抜いて、ブリッジや入れ歯等の治療をすることがすすめられるようです。また、抜歯をせず、先に歯周病の治療をしたのち、隣接する歯を数本つなげるようにしてかぶせ物をする方法もあるようですが、事前準備のための矯正治療が必要になったり、連結することでのリスクもあるようです。


次に、治療を進めるか、現状のままでもよいか、という点についてです。

歯科医が抜歯を進める場合、それなりの理由があります。健康な歯はなるべく残せることが理想ですが、無理に残すことで、ほかの健康な歯に悪影響を及ぼすこともあります。また、かぶせ物をしないままでいると、隙間が生じてしまうため、歯が倒れてきたり、かみ合わせが悪くなってしまうこともあるようです。

上記のような観点から、かぶせ物をするなど、何かしらの治療を検討されることをおすすめしたいと思います。どの治療が適切なのかについての具体的なアドバイスは難しいですが、まずは、奥歯を残せるのか、やはり抜歯が必要なのかを再度ご相談なさってみてはいかがでしょうか。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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