背中にあったこぶが大きくなってきた!?
以前から背中(腰の辺り)に5㎜程度のこぶができていて、最近、わずかずつ大きくなっているようです。からだにフィットしたパンツを履くと、外から出っ張っているのがわかります。色はピンクがかっており、外側は軟らかいですが、内側にしこりが触れます。当たると軽い痛みがあるものの、たいしたことはありません。受診したほうがよいでしょうか?
女性/40代
2022/12/31
皮膚の色や硬さに異常がなく、しこりとは無関係に皮膚を動かすことができれば、皮下の結節腫瘤と判断され、一般的には脂肪腫、粉瘤、ガングリオンなどの良性腫瘍が考えられます。
脂肪腫とは、皮膚の下に脂肪細胞が増殖してできた脂肪の塊です。粉瘤(アテローマとも呼ばれる)とは、皮下に袋状の構造物(嚢腫)ができ、本来皮膚から剥げ落ちるはずの垢(角質)と皮膚の脂(皮脂)が剥げ落ちずに袋の中にたまってできた腫瘍の総称です。角質や皮脂は袋の外に出られず、たまっていくので、時間とともに少しずつ大きくなっていきます。からだのどこにでもでき、顔、首、背中、耳の後ろなどにできやすい傾向があります。
ガングリオンは中にゼリー状の物質の詰まった腫瘤です。関節の周辺や腱鞘のある場所に米粒大からピンポン玉大の腫瘤ができます。軟らかいものから硬いものまであり、通常は無痛のことが多いですが、神経のそばにできるとしびれや痛みを起こすことがあります。
良性腫瘍の場合、切除するかは本人の自由意志になりますが、放っておくと、炎症を起こしたり非常に大きくなったりするものもあるので、ある程度以上の大きさになったものは切除したほうがよいといわれています。ご相談者の場合は、軽い痛みと少しピンクがかった色とのことで、軽い炎症を伴っていないかが懸念されます。一度お近くの皮膚科、整形外科、外科のいずれかを受診されてはいかがでしょうか。どのようなものかわかれば、安心してその後の対処や治療の必要性が判断できるでしょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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