耳鳴り、めまい、吐き気…これはメニエール病?
片方の耳に耳詰まりと耳鳴りが起こり、耳鼻科を受診しました。当初は突発性難聴と診断され、その日の夜に激しい回転性のめまいと吐き気に襲われ、数時間立てませんでした。その後も通院を続け、めまいは治まってきたものの当初のような症状が周期的に起こります。メニエール病の可能性が高いとの診断で、同じ薬で対症療法を続けている状況です。いつまで治療が続くのか不安です。メニエール病を専門に検査・治療できる病院のセカンドオピニオン外来の受診を考えています。
男性/40代
2022/12/13
ご相談者にみられる回転性のめまい、耳鳴り、難聴などは、耳の病気の特徴的な症状といえるでしょう。メニエール病は、音や頭の動きを感じる器官がある内耳のリンパ腔という管内の水圧が高まることが原因の病気です。難聴、耳鳴り、耳の閉塞感などの症状を伴い、激しいめまいがある発作を繰り返します。
通常、めまい発作時に症状は増悪し、めまいがなくなると軽快します。 めまい発作の起きている時期を発作時、治まっている時期を間歇期と呼びます。 発作期の治療はめまいの軽減と、急性難聴への対策です。間歇期では、めまい発作の予防が治療の主体となります。受診の際は、耳鼻咽喉科の中でも耳に詳しい医師のもとで診断、治療を受けることが適切かと思われます。
ご相談者は1カ月ほど前から治療を受け、現在も継続中とのこと。この場合は、セカンドオピニオン外来を受診し、主治医が作成した病気に関する情報をもとに、専門医から診断・治療に関する意見を聞きましょう。そのうえで、治療の相談をする流れになるかと思います。
受診にあたっては、現在の主治医の意見(ファーストオピニオン)を理解しておくことが大切です。あらかじめ、主治医から病状、治療方針などについて十分に説明を受けておくことが必要でしょう。セカンドオピニオン外来は予約制で、自費診療となります。セカンドオピニオン外来を申し込む際は、病院に受診が可能かを問い合わせましょう、申し込みが完了したら、主治医へセカンドオピニオン外来の受診を希望すること、紹介状について相談するという流れとなります。
通常のセカンドオピニオン受診時には、今までの治療など経緯がわかる主治医からの紹介状があるほうがいいでしょう。適切な診断・治療につながり、重複した検査を避けることにもなります。主治医から通常の紹介状を用意してもらうことは、病院を変わるという意思表示にもなります。転院を希望するときは、主治医へ相談しましょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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