乳幼児の予防接種は必須でしょうか?
もうすぐ生後2か月になる子どもがいます。予防接種の知らせが届きましたが、種類や回数が多く、赤ちゃんの負担にならないか心配です。必ず受けなければいけないものでしょうか。
女性/20代
2022/01/30
産まれてたばかりの赤ちゃんは、出生時にお母さんからもらった免疫をもっていますが、徐々に失われていくため、赤ちゃん自身が免疫を作って体を守る必要があります。そのために有効なのが予防接種です。
予防接種は、感染症の原因となる細菌やウイルスを弱毒化したり、不活化したものを体内に取り込むことで、病気にかかることを防いだり、かかっても重くならないことを目的としています。乳幼児が受けるべき予防接種は法律で定められていて、必ず受けたほうがよい「定期接種」となるべく受けたほうがよい「任意接種」があります。
「定期接種」は公費で負担されますが、「任意接種」は自費で受けることになります(自治体によっては全額公費負担や一部公費負担としているところもあります)。「任意接種」だからといって、重要度が低いわけではなく、以前は「任意接種」だったロタウイルスワクチンは、2020年10月から「定期接種」となっています(2020年8月1日以降に生まれた0歳児が対象)。
接種すべきワクチンの種類が多く、スケジュール管理が大変かもしれませんが、接種もれのないように、計画的に受けるようにしましょう。ワクチンはそれぞれに適した接種時期、接種回数、接種間隔が決まっています。適切な時期に予防接種を受けることで、赤ちゃんを免疫が不十分な状態にさらす期間を短くすることができます。
接種忘れや早く予防効果を得るために、最近では複数のワクチンの同時接種がすすめられています。スケジュール管理には、予防接種スケジュール表やスマートフォンのアプリを活用するのもおすすめです。心配なことがあれば、かかりつけ医に相談してみましょう。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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