強い眠気で昼間に居眠りしてしまう

昼間の眠気でお困りなのですね。以前、同様の状態で詳しい検査をされて異常なしだったということで、受診を迷うお気持ちもわかります。

不眠以外に、日中の眠気が続く場合も睡眠障害の1つとされています。生理的な眠気のピークは夜だけでなく、午後１時～３時の時間帯にも訪れます。その他、心配事や精神的なストレスが強いこと、睡眠の質が保たれないことが原因で、日中に眠くなる場合もあります。

一般的に、からだを動かす、寝る前の環境を整える、昼間に短時間昼寝をする（15分程度）などの生活習慣改善を１～２週間行っても効果がない場合、２～３週間以上、強い眠気が続く場合、日中の生活に差し障りがある場合には、生理的な眠気以外の原因が疑われるため、医療機関受診の目安となります。睡眠を専門に診る科は、睡眠外来、精神科や心療内科が適切です。

日中に眠くて仕方がない、居眠りをするなどは、過眠と呼ばれています。過眠症で受診される方の原因として多いのは、SAS（睡眠時無呼吸症候群）などの睡眠関連呼吸障害と推定されています。専門科であれば、診察や検査から原因は適切に診断されて、それぞれの治療が行われます。

ご相談者の場合は、仕事に支障を感じているとのことなので、医療機関で現在の状態を診ていただくとよいと思われます。