Question

ピロリ菌の除菌にリスクはない?

ピロリ菌検査で陽性となり、胃カメラによる除菌をすすめられました。除菌するメリットとデメリットを教えてください。

男性/30代

2022/10/20

Answer

ピロリ菌は、日本人で年齢が高いほど感染率も高くなるといわれています。感染が長期化すると胃がんのリスクも高まりますが、すべての感染者が胃がんになるわけではありません。食塩のとり方、食事内容、体質などさまざまな要素が発がんに関わっています。

日本消化器学会では、ピロリ菌除菌の治療対象について「除菌がすすめられる疾患」「除菌が望ましい疾患」「除菌が検討される疾患」と3段階に分けています。このうち「除菌が望ましい疾患」には、萎縮性胃炎(慢性胃炎)も含まれます。


ピロリ菌を除菌するメリットは、胃の症状を改善すること、そして胃がんの発生を抑制できることです。除菌により胃潰瘍がある人の7〜8割の症状が改善され、再発抑制効果も報告されています。萎縮性胃炎の場合も同様です。

一方デメリットとしては、軟便、下痢、口内炎、味覚異常などの副作用が挙げられ、治療後の1割前後の人にこうした症状がみられます。また、逆流性食道炎の悪化・併発のほか、発疹や発熱、腹痛などの症状が現れることもあります。


続いて除菌治療の流れをご紹介します。日本ヘリコバクター学会のガイドラインでは、1週間の内服治療を行った後、4週間以上経過してから除菌が成功したかどうかを検査で確認します。成功しなかった場合は、再度1週間の内服治療を行う流れになります。1回で治療に成功する確率は7割程度です。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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