飛蚊症？　目の中に黒いものが動いて見える

朝から右目に症状が出ているということですね。症状が変わらないとのことで、負担を感じることとお察しします。目の症状は「飛蚊症」と似ており、加齢によるものとあったけれど、うのみにしてよいのか、また今後の対処法について知りたいとのことですね。

飛蚊症はさまざまな理由から起きるため、飛蚊症と原因について説明します。

飛蚊症は、目の中に起きた線維状の濁りです。加齢とともに硝子体という部分が液化し動くため、目の前に糸くずのようなものが浮かんで見える現象です。特に治療が必要ない「生理的」なものと、治療が必要な「病的」なものがあります。

加齢による影響のみの場合は、生理的飛蚊症と呼ばれています。一方、網膜裂孔や網膜はく離、糖尿病性網膜症などの眼科疾患に伴う症状の場合があり、症候性飛蚊症と呼ばれています。

そのため、症状が出た場合には、飛蚊症なのか、それが生理的なものであるかを鑑別するためには、眼科を受診することが必要です。特に今回の質問のように急に症状が強く現れた場合は、すみやかな受診がすすめられます。

ご相談者は、糖尿病と高血圧の持病で治療中とのことで、できるだけ早く眼科でみてもらうとよいと思われます。受診の際には、持病についても医師に伝えるとよいでしょう。