鼻づまりが治らず急性副鼻腔炎に
鼻づまりやネバッとした鼻水、せきがひどかったので、耳鼻科へ行き、薬をもらって飲んでいたのですが、症状が改善されなかったので、再度受診したら、急性副鼻腔炎になっていると言われました。違う抗菌薬をもらって飲んでいますが、効果がありません。病院を変えたほうがよいか、迷っています。
女性/40代
2023/10/08
急性副鼻腔炎と診断され、内服治療中なのですね。抗菌薬を変更しても、症状が改善されないとのことで、経過が長引き、ご負担を感じていらっしゃることと思います。
鼻腔の周りには骨に囲まれた空洞があり、これらを副鼻腔といいます。副鼻腔炎は、副鼻腔が炎症を起こした状態で、多くはかぜをきっかけに細菌感染を起こしたり、アレルギー性鼻炎が原因で起こることもあります。
短期間で経過する急性副鼻腔炎と、長期間(3カ月以上)にわたる慢性副鼻腔炎があり、慢性副鼻腔炎の中でも好酸球性副鼻腔炎では、症状が長引くことが多いです。
おもな症状は、鼻閉、せき、膿性または粘性の鼻汁などで、病状が悪化すると頬部の痛みや嗅覚障害を伴うこともあります。
急性副鼻腔炎はさまざまな細菌により起こるため、原因となっている菌の種類に応じた抗菌薬を使用したり、ネブライザー治療などがあります。慢性の場合も抗菌薬を用いますが、治療が長引いたり効果が出なかったりすることが多々あります。
効果がない場合は、病巣を取り、粘液の通り道をつくる目的で手術が行われることがあります。
ご相談者は再度、耳鼻科で相談し、薬の変更をしてもらいましたね。続けて、同じ耳鼻科で診てもらい、適切な対応をされたと思います。今後も、症状を慢性化させないためにも、適切な治療を続ける必要があります。
受診先は、これまでの治療の経緯があるので、同じ医療機関で診ていただくのが適していると考えます。同じ医療機関であれば、前回の診察時の症状、治療内容、その後の症状の変化の有無などをふまえ、今後の治療を検討してもらえるでしょう。
薬の変更後も、症状がまったく変わらないこと(鼻水の色や粘調度、せきの程度)、生活に支障が出ていないかなどを伝えて、今後の治療方針や検査の必要性などを確認していただくといいですね。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
\ アンケートに答えて健康相談を無料体験 /
関連するキーワード
みんなの
歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談※が利用可能
※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。