Question

更年期の寝汗や冷えに悩んでいる

季節に関係なく、おもに上半身(胸元から頭)に大量の寝汗をかき、朝すっきり起きられない日が続いています。毎日浴槽に浸かって汗をかくようにしているのですが、寝汗の量は変わりません。日中は冷えを感じるため、少し前から、漢方薬の加味逍遙散(かみしょうようさん)を服用しています。更年期の症状の1つだと思いますが、対処法を教えてほしいです。

女性/50代

2022/09/30

Answer

大量の寝汗をかいて起きる日が続いているということで、からだや気持ちの面で負担を感じていらっしゃることとお察しします。ご自身でも、更年期の症状とお考えのようですが、更年期とは一般に、閉経の前後5年間をいいます。日本人女性の閉経年齢は平均約50歳といわれ、更年期はおおよそ45歳から55歳までとなります。


この時期には、女性ホルモンの減少などによって、のぼせやほてり、発汗、冷え、動悸、めまい、不眠、イライラなど、さまざまな症状があらわれ、これを更年期障害と呼んでいます。ご相談者は、とくに上半身の発汗、冷えがつらいとのことですね。このような症状は、昼夜問わず認められることが多く、とくに夜間に症状があり、ひどい場合は睡眠障害をきたすこともあるといわれています。


更年期を快適に過ごすためには、まず、更年期障害の症状を少しでも改善することが大切であり、その対策として、次の①~③などがあります。


①ホルモン補充療法(HRT)

薬で女性ホルモンを補充する治療法で、のぼせやほてり、発汗などに効果があります。女性ホルモンを補充するため、骨粗しょう症や脂質異常症、動脈硬化の予防、さらには認知機能の改善に役立つとの報告もあります。なお、副作用のリスクを考えて、乳がんや子宮体がんの患者さんや、過去5年以内に罹患したことがある場合、血栓症や重い肝機能障害がある場合はHRTを受けることができません。


②漢方療法

HRTのような効果は期待できませんが、副作用が比較的少ないので、HRTができない人も取り組める治療法です。ご相談者が現在、内服されている加味逍遥散は、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)とともに3大漢方婦人薬と呼ばれ、更年期障害によく使われている漢方のようです。症状によっては、HRTより効果が高いケースもあります。なかでも、冷えやのぼせ、めまいなどに有効なケースが多いようです。


③生活習慣の改善

HRTや漢方などを服用するほど重症ではない場合は、毎日の食生活や運動などのライフスタイルを改善することも大切です。


自身でも入浴方法を検討するなどの対処法を行っているようですが、症状によって日常生活にも影響があるご様子ですね。このような体調の変化でつらい症状が続く場合は、原因の確認も含めて、かかりつけ医や、更年期の症状や治療にくわしい医師に相談していただくことも対処法の1つです。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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