Question

乳児のBCG接種後に現れるコッホ現象とは?

7カ月の子どもがBCGを接種して4週間が過ぎ、接種部位がポツポツと白く膿んだようになってきました。これはコッホ現象ですか?

女性/20代

2022/07/17

Answer

結核に感染している子どもにBCGを接種すると、接種したところの反応が、通常よりも早く、強く出ます。これをコッホ現象といいます。


BCG接種後の一般的な経過として、接種後10日~4週の間に、針あとに一致した部位に、発赤、硬結、腫脹、痂皮形成(かさぶた)等の局所反応が現れます。特に反応が強い場合は、一つひとつが小さい独立した膿疱になることありますが、かさぶたを形成して1~3カ月で消えていきます。特別な処置は必要ありません。


一方、コッホ現象は、BCG接種後24~48時間後に、接種した部位に強い反応が出ます。もし「コッホ現象かもしれない」と思ったら、接種を受けた医療機関に相談しましょう。なお、この反応は速やかに壊死化、潰瘍化し、自然に治癒します。また、コッホ現象が現れたからといって、必ずしも結核に感染していることを意味しているわけではありません。


回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

関連するキーワード

結核
月齢7カ月
副反応
予防接種
ワクチン(子ども)

関連する病気

本サービスに掲載される情報は、医師および医療専門職等の監修の元、制作しております。監修者一覧および元となる情報はこちらからご参照ください。
みんなの家庭の医学 アプリイメージ
アプリでも

みんなの家庭の医学

歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談が利用可能

QRコード

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。