施設に入った母から言葉を言われる

1人ですべてをこなすのは並大抵の努力ではできないことだと思います。自身もうつを患っているとのことで、調子の悪いときにはいっそう大変な思いをされてきたのではないでしょうか。お子さんの助けも借りながら、何とかやってこられたのですね。本当によく頑張ってこられましたね。

しかし、お母さまはそんなご相談者にひどい言葉を言うようになったのですね。報われるどころか、追いうちをかけるようなこころない仕打ちに、限界を感じ、先の暗さを感じていると思います。誰も信じられず、1人で抱えるしかない、つらい現状が伝わってきます。

少しでもお母さまに快適に過ごしてもらいたい、寂しい思いをさせたくないといった気持ちから、これまでいろいろと頑張ってきたのではないかと思います。それはとてもすばらしいことですが、そのためにあなたが調子を崩してしまったのでは元も子もないし、お母さまも悲しむのではないでしょうか。これまでやってきたことを減らしていくのは抵抗があるかもしれませんが、自分で援助できる範囲を決めたり、優先順位をつけたりして無理のない範囲でお母さまと関わっていくことも大切だと思います。お互いが無理の少ない関わりをしていくことで、長く、安定した関係をつづけられると思います。どこまでを施設に任せ、どこを手伝えばよいのか迷うところは一度スタッフによく相談されてはいかがでしょうか。

最後に、ご相談者自身の心身の調子を健康に保つことが、何よりいちばん大切だと思います。現在は、通院はつづけていますか。主治医の先生に、心身の状態だけでなく、おかれている環境やストレスに感じていることについても伝えてくださいね。継続して状態を把握してもらうことで、変化があった際にもスムーズに対応してもらえると思います。いずれにしても、自身の健康を最優先に考え、1人ですべて抱えるのではなく、専門家に相談しながらかかわっていきましょう。