心療内科の受診後のことが不安……

仕事でのストレスが大きく、体調を崩しています。心療内科を受診すべきとは思うものの、知人が受診したら診断書が出て休職になったと聞き、どうすべきか迷っています。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
ストレスが積み重なると、眠れない(逆に、いくら眠っても寝足りない)、気持ちが落ち込む(イライラする)、食欲不振(食べすぎてしまう)、やる気が出ないなど、さまざまな心身の不調をひきおこすことがあります。身体的な疾患が原因ではなく、症状が2週間以上続いている、仕事や日常生活に支障が出る、思考力や集中力が低下しているなど、自分がつらいと感じているときは医療機関を受診する目安といわれています。以下、一般的な治療の様子をお伝えします。
心療内科の治療では、現れている症状を緩和、改善するため、必要に応じて薬が処方されます。これはかぜなどで内科を受診したときと同じです。初診や再診が予約制であるクリニックが多く、症状が起きたきっかけやどんな環境の変化があったかなどを問診表や診察の中で医師とやりとりします。これは精神科やメンタルクリニックでも同様です。
また、薬をずっと飲み続けなければならないのか、副作用が怖いなど、処方薬への不安を感じる声もよく聞きます。処方された薬や治療方法への不安があるなら、この不安を話し合うのも治療の一つと考えて、遠慮せずに医師に伝えてください。心療内科や精神科、メンタルクリニックでは、患者さんと医師が言葉でやりとりすることで治療が進んでいきます。そのため、患者さんがしっかり伝えないと、困っている症状や状況が医師には伝わらないままになってしまいます。
また、診断名が同じでも、症状はもちろん体調を崩した経緯や就労環境、生活スタイルなどは一人ひとり異なります。療養期間(休職)が必要か、または仕事をしながら日常生活を維持し経過をみるかは、医師が総合的に判断します。受診をしたからといって、必ずしも休職になるとは限りません。心身の不調とともに、休職に対する不安があることも医師に伝え、相談してください。


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