Question
お酒の適量のアルコール20gってどのくらい?
「お酒は適量に」とよくいいますが、どのくらいが適量なのでしょうか。男性と女性で違いはありますか。
女性/40代
2022/01/28
Answer
厚生労働省は「健康日本21」の中で、「通常のアルコール代謝能を有する日本人においては、節度ある適度な飲酒として、1日平均純アルコールで20g程度である」と定義しています。
アルコール20gはだいたいビールなら中瓶1本(500ml)、日本酒なら1合(180ml)、焼酎は0.6合(110ml)、ウイスキーはダブル1杯(60ml)に相当します。この数値は、日本人や欧米人を対象にした大規模な疫学研究で、アルコール消費量と総死亡率の関係から導き出されました。
ただし、この数値がすべての人に当てはまるわけではありません。一般に女性は、男性に比べてアルコールの分解速度が遅く、臓器障害を起こしやすいため、男性の1/2~2/3程度に飲酒量を減らすことが推奨されており、フラッシング反応(顔面紅潮、嘔気、頭痛、眠気)を起こす人や、65歳以上の高齢者も、飲酒量を控えることが望ましいとされています。
そのほか、糖尿病や高尿酸血症、痛風、高血圧症、脂質異常症などの方は、飲酒について医師に相談してください。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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アルコール
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