薬による高血圧の治療にためらい

男性/50代
2021/12/21

健康診断で高血圧を指摘されました。高血圧の薬は一生のみ続ける必要があると聞いたことがあり、薬での治療にためらいがあります。薬は本当に必要なのでしょうか。

この質問への回答

保健同人フロンティアメディカルチーム

高血圧では血圧が高い人ほど心臓血管系の病気になりやすく、死亡率も高くなることがわかっています。一般的な治療法としては、食事療法、運動療法、薬物療法が行われ、食事療法、運動療法で十分に改善しない場合に薬による治療が検討されます。薬による治療の必要性については、医師によく相談されるとよいでしょう。


血圧をコントロールすることで、心筋梗塞や脳卒中などの予防につながり、死亡率を低下させることがわかっています。高血圧の原因そのものに作用する薬はなく、血圧を下げる効果のある薬が用いられます。薬を中止すると再び血圧が上昇してしまうことが多いため、血圧値が正常になっても自己判断で治療を中断せず継続していくことが大切です。


高血圧は長くつき合っていく必要がある病気です。薬による治療だけでなく、食事療法や運動療法を継続して行い、減塩・節酒・適正体重の維持を心がけるなど生活習慣を整えることが血圧値を安定させることにつながります。経過がよくなることで、薬の量を減らせたり、薬の服用が不要になったりするケースもあります。

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