構音障害と失語症

2022/01/28
構音障害と失語症について教えてください。
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
構音障害とは、言葉を発するための神経や筋肉の障害が起こり、うまくしゃべれない症状です。言葉は正常に理解できていて、考えていることも正常なのですが、思うように発語できません。
声帯の障害で声が出ない症状を失声といいます。治療が長期にわたる場合もあり、精神的なケアやきめこまやかな対応が必要になります。
失語症は、言葉を発するための神経や筋肉には異常がないのですが、言語による表現や文字の理解ができない症状をいいます。脳の局在性損傷、たとえば脳梗塞や脳出血の後遺症として発症することがあります。
早期に治療を開始するほど治りがよく、発症後3カ月ほどは急速に、それ以降はゆっくりと症状が改善していきます。ただし、脳損傷の場所や程度によっては改善しないこともあります。治療は、言語聴覚士などの協力を得て行うことが重要です。


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