Question

子どものかぜの注意点

子どものかぜで注意する点はありますか。

女性/30代

2022/01/28

Answer

子どもは気管支が未熟なためウイルスが侵入しやすく、また免疫が未完成のため、かぜにかかりやすいものです。

また、気道が未発達なために呼吸困難になったり、抵抗力・免疫力が弱いことで合併症を起こすことが少なくありません。

大人と同様、中耳炎や気管支炎のほか、溶血性連鎖球菌(溶連菌)感染症により発熱やのどの痛みが発生することがあります。ほかにも、溶連菌感染症が原因となって、急性腎炎や、リウマチ熱などが起こることもあります。


子どものかぜが重症になりやすい理由として、気道が細くなっているため、鼻ではなく口で呼吸をしがちなことがあげられます。そのせいで通常なら鼻かぜですむものも、呼吸器やその先の下気道がウイルスに感染することになり、気管支炎や肺炎を起こしやすくなります。

下気道が侵されると胃腸など消化器の働きもおかしくなって、下痢、嘔吐を繰り返して水分が足りなくなり、脱水症状を起こすこともあります。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

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