Question

PET検査でわかるがん以外の病気

PET検査は、がん以外の病気を見つけることはできますか。

女性/40代

2022/01/28

Answer

PET検査は、がんのほか、虚血性心疾患(心筋梗塞、狭心症等)や中枢神経系の病気(てんかん、認知症、脳卒中、脳腫瘍等)の診断にも用いられています。ただし、保険適用となるのは早期胃がんを除くがんと心疾患、てんかんで、人間ドックで実施されている脳PET検査等は保険適用外です。


心臓や脳の病気に対しては、検査薬として、ブドウ糖の代謝を調べるための18F-FDGのほか、13N標識アンモニアや15O標識ガスなどが用いられます。脳腫瘍に対しては、炭素11を標識にアミノ酸の一種であるメチオニンが使われることもあります。

いずれも、正確な診断に有用とされており、早期発見・早期治療、治療法の選択や治療範囲の決定、治療効果の評価等に役立っています。

回答者

保健同人フロンティアメディカルチーム

関連するキーワード

脳卒中
がん検診
本サービスに掲載される情報は、医師および医療専門職等の監修の元、制作しております。監修者一覧および元となる情報はこちらからご参照ください。
みんなの家庭の医学 アプリイメージ
アプリでも

みんなの家庭の医学

歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談が利用可能

QRコード

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。