かぜやインフルとコロナの症状の違い、見分け方は?
かぜやインフルエンザと新型コロナウイルス感染症との症状の違いを教えてください。
男性/30代
2021/12/21
それぞれの症状は、下記といわれています。
【インフルエンザ】
かぜ症候群(かぜ)に比べて全身症状が強いのが特徴です。
多くは、流行期の1~2月に、通常38℃以上の高熱、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛・関節痛などが突然現れます。その後、せき、鼻汁などの上気道炎症状があり、嘔吐や下痢など消化器症状が見られる場合もあり、多くは、1週間ほどで軽快します。
【かぜ症候群(かぜ)】
主な症状は、鼻汁・鼻づまりなどの鼻症状とのどの痛み(咽頭痛)で、時にせき・たんなどの気道症状、発熱を伴います。比較的軽く、数日~1週間程度で自然に軽快しますが、2週間程度長引く場合もあります。
【新型コロナウイルス感染症】
主な症状は、倦怠感や発熱、せき、たん、息苦しさなどの呼吸器症状です。1週間ほど続き、よくなったり悪くなったりを繰り返します。
5人に4人は症状が軽く、自然に軽快していくと言われていますが、高齢の方や基礎疾患(糖尿病、心不全、呼吸器疾患など)を持っている方は、重症化することがあります。
冬には、季節性インフルエンザ等、発熱や咳を起こす感染症が流行しやすくなります。こうした感染症と新型コロナウイルス感染症の症状は非常に似ており、同時に2つ以上のウイルスに感染する場合もあります。「筋肉痛があるからコロナではない」等の自己判断はお控えください。各自治体においても、これらの感染症が増加した場合に備え、診療・検査体制の整備を行っています。発熱等の症状のある方は、まずは、かかりつけ医等の身近な医療機関に直接、電話相談し、医療機関を受診してください。
※2022年1月31日時点の内容です。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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