健康診断で徐脈と指摘された
健康診断で徐脈といわれました。特に症状はありませんでしたが、急いで布団を畳んだら鼓動が早くなりました。日常生活で気をつけることはありますか。
男性/40代
2021/12/21
安静時の1分間の脈拍数は、健康な成人では60回から80回ほどです。一般的に1分間の脈拍数が60回以下となる場合を「徐脈」といい、不整脈の種類の一つです。ただ、脈拍数には個人差があり、さらにさまざまな要因で変動しますので、この値から少々外れることがあっても、特に問題がない場合もあります。健康な方でも眠っている間は生理的に脈拍数が少なくなるので徐脈の状態になり、一般的に高齢者やスポーツ選手は徐脈になる傾向があります。
徐脈の程度にもよりますが、高度の徐脈では、めまいや失神をする、目の前が真っ暗になる、ふらふらする、労作時に息切れする、手足がむくむなどの症状が起こることがあり、適切な血液循環を保てない場合は治療が必要になります。
一方、1分間の脈拍数が80回以上になる場合を「頻脈」といい、頻脈も不整脈とされます。このように不整脈を指す範囲は広く、治療を必要とするものから、治療不要な状態までさまざまです。鼓動が早くなる頻脈や徐脈は不整脈の可能性が考えられます。
生活上の注意としては、睡眠時間や食事時間など規則的にすること、塩分を控えめにしてバランスの良い食事をとることなどが一般的には勧められます。しかし、症状から具体的な生活上の注意点などを検討することは難しいので、今後も症状が続くようなら、内科や循環器内科の医師へ相談することがもっとも大切だと思います。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
\ アンケートに答えて健康相談を無料体験 /
関連するキーワード
みんなの
歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談※が利用可能
※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。