鼻づまりやくしゃみは花粉症の症状?

男性/30代
2023/02/05

最近、鼻づまりやくしゃみが頻繁に出るようになりました。これは花粉症の症状ですか? 受診して薬をもらったほうがよいのでしょうか?

この質問への回答

保健同人フロンティアメディカルチーム

花粉症は、植物の花粉が原因で起こるアレルギー性の病気です。スギ花粉症がもっとも多く、くしゃみ、水様性鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、涙目、充血などが典型的な症状です。地域により花粉の飛散状況は異なりますが、2月から4月ごろにこれらの症状があると、花粉症の可能性が考えられます。


かぜや副鼻腔炎でも同じような症状がみられることもあり、症状から区別することが難しいため、まずは医療機関を受診して、診断に基づく治療を受けることをおすすめします。


花粉症はアレルギー性の疾患のため、日常生活に注意することで症状を出にくくし、出ても軽くすることができます。治療方法としては、アレルギー反応の原因である花粉の回避、症状に合わせた薬物療法、免疫療法、鼻粘膜などの手術に大別されます。


花粉を回避する方法としては、マスクや眼鏡の使用、居室の清掃などがありますが、実際の治療では、同時に薬を使用することがほとんどです。薬は症状の種類や程度に応じて用いますが、花粉の飛散前から薬を使う初期療法が有効とされています。医療用と同等の成分を含む市販の花粉症治療薬もありますが、医療機関で花粉症の診断を受けた後に使用するほうが安心です。


免疫療法には、治療用アレルゲンエキスを定期的に体内に投与するアレルゲン免疫療法があります。「皮下免疫療法」と「舌下免疫療法」があり、舌下免疫療法は副作用を避けるため、スギ花粉が飛散していない6月から11月に始めて、数年間の治療を続けることが必要です。

Xで送る
LINEで送る
Facebookで送る
URLをコピー
みんなの家庭の医学 アプリイメージ
アプリでも

みんなの家庭の医学

歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談が利用可能

QRコード

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。