扁平母斑

へんぺいぼはん

最終編集日:2022/10/31

概要

扁平母斑は、茶色のあざが皮膚にできる病気です。ほとんどは生まれつき(先天性)ですが、思春期に生じることもあり、その場合は遅発性扁平母斑といいます。顔や手、体幹などさまざまな部位にでき、大きさは大小さまざまです。基本的には先天性、遅発性ともに悪性化しないため健康への害はありませんが、大きさが1.5㎝以上の扁平母斑が6個以上ある場合は、神経線維腫症Ⅰ型の疑いがあります。

日本ではこうしたほかの病気の影響で発生するものをカフェオレ斑、病気と関係のないものを扁平母斑と呼んでいます。

原因

扁平母斑は皮膚の色をつくり出すメラニン色素が皮膚の表皮基底層で増えることで現れます。その原因は明確ではありません。

症状

カフェオレ色に似た茶色のあざで、大きさは数㎜~数㎝のものまでさまざまです。

思春期の遅発性扁平母斑では、あざの部分に発毛を伴うベッカー母斑がよく見られます。

基本的に先天性、遅発性ともに悪性化することはありません。ただし、あざがとくに大きかったり、数が多かったりする場合は注意が必要です。1.5㎝以上のあざが6個以上ある場合は、神経線維腫症Ⅰ型が疑われます。


検査・診断

診断は、あざの大きさ、多発しているかなど、視診によって行われます。

あざが大きい場合や数が多い場合、皮膚症状以外の合併症状がある場合には、神経線維腫症Ⅰ型をはじめとするほかの病気を疑います。

遺伝子変異を疑う場合は、遺伝子検査を行います。


治療

扁平母斑は健康への害はないため治療が行われないこともあります。患者さんが治療を望む場合にはレーザー治療が行われますが、治療後の再発が多いため効果があるのはおよそ3人に1人です。

監修

関東中央病院 皮膚科 部長

鑑慎司

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