鶏眼(うおのめ)

けいがん

最終編集日:2022/8/29

概要

鶏眼は「魚の目・うおのめ」ともいい、足裏や足指などにできる角質のかたまりです。外部からの持続的な圧迫や摩擦などの刺激により、足裏や足指などの角質が徐々に厚くなり、中心部に硬い芯があるかたまりとなります。歩行などの動作で神経が圧迫されると強い痛みが生じますので、皮膚科などを受診し、適切な処置を受けることが大切です。

原因

靴のサイズや形が足と合っていなかったり、足に負担のかかる靴を長時間はいたり、足の一部(つま先など)に負担のかかる歩き方をしたりすることで起こります。また、開帳足や外反母趾などの骨変形があると鶏眼が生じやすくなります。

症状

圧迫や摩擦などによって足の裏や足の指の角質が硬く、分厚くなり、それがめり込んで神経を刺激することにより、歩くだけで痛みを感じるようになります。これに対して痛みを伴わない手足の角質肥厚を「胼胝(べんち)」、あるいは「たこ」といいます。

検査・診断

視診、そして痛みがあるかどうかの問診によって診断します。患部の表面を少し削り取り、厚くなった角質の中央に半透明の芯があれば、鶏眼と確認できます。

ミルメシアというパピローマウイルス感染症による足の裏のイボが鶏眼と紛らわしいことがありますが、ミルメシアは骨突出部以外の所にもできることがあり、削っても1週間以内に再発します。


治療

まずは歩行などの妨げになる痛みを和らげるための処置として、食い込んだ角質を除去します。家庭でもできる治療法は、鶏眼の芯の部分に角質を柔らかくする薬(スピール膏)を塗り、そのまま2~3日置きます。硬いところが白く柔らかくなったら痛みが和らぎます。医療機関では肥厚した角質をメスなどで切除します。

そのうえで、鶏眼の原因となる皮膚の圧迫などの要因を除去することは、根本的な処置として重要です。


セルフケア

病後

鶏眼の除去などの処置だけでなく、生活習慣の改善などによって、できやすい部位への刺激や圧迫を減らすように心がけると多少できにくくはなりますが、再発することが多いです。

予防

●靴と足のフィッティング

靴がゆるすぎると靴と足の指がぶつかったりして、鶏眼ができる原因となります。靴を選ぶ際はサイズや横幅、フィット感などをチェックしましょう。靴のなかで足がずれないよう、靴ひもを締められるものやベルト付きのものを選ぶのもよいでしょう。シューフィッターのいる専門店で自分の足に合った靴を選んでもらうこと、あるいは靴を調整してもらうことなどもおすすめです。つま先のとがったきつい靴は、足の指先が圧迫されるためできるだけ避けましょう。


●正しい歩き方

すり足やがに股など足に負荷をかける歩き方や外反母趾のある人は注意しましょう。

足首を回すなど柔軟を保ち、足指を使うことを意識し、足裏への負荷を減らす歩き方を心がけましょう。


●足のケア

長時間の歩行や立ち仕事などをした日は、入浴時のマッサージなどで足のケアを忘れずに。また、風呂上がりには角質ケアのためのクリーム(角質を柔らかくするものなど)を塗るとよいでしょう。


監修

関東中央病院 皮膚科 部長

鑑慎司

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