治りかけの水虫に注意! ~自己判断で薬の中断はNG
最終編集日:2023/9/28
強いかゆみを引き起こす水虫。老若男女問わず、誰もがかかる可能性のある皮膚の病気です。
水虫はカビの一種である「白癬菌(はくせんきん)」が、皮膚の角質層に寄生することで起こります。白癬菌はケラチンというたんぱく質を餌にするため、ケラチンが多い角質層であれば、足だけでなくからだのあらゆるところに感染する可能性があります。
しかし、裸足で歩くことで床にいる白癬菌が付着しやすいこと、高温多湿になる靴の中は菌にとって繁殖しやすい環境であることから、足に感染するケースが非常に多いのです。
水虫がもっとも多くなるシーズンは、梅雨から夏にかけてです。高温多湿を好む白癬菌は、この時期に非常に活発になります。ところが、次第に涼しくなるとおとなしくなり、秋から冬の間は症状が自然と消えることがあります。
しかし、これは完治したわけではありません。寒い季節の間、白癬菌は冬眠状態になって皮膚の角質層に寄生し続けます。
現在治療中の人は、症状が治まったからといって自己判断で薬を中断しないようにしましょう。放置してしまうと、春になり梅雨を迎える頃に、再び白癬菌が目覚めて元気になり、つらい症状に悩まされることになります。
これからの寒くなる時期に、いかに治療を続けるかが大切なポイントです。
「くり返す・治らない」というイメージがある水虫ですが、完治が可能な病気です。皮膚科医の指導のもと、根気強く治療を続けていきましょう。
監修
保健同人フロンティアメディカルチーム