爪水虫は市販薬で治せる?
爪水虫は、症状が軽ければ市販薬の塗り薬で治すことができますか? 皮膚科がいつも混んでいるので市販薬で対処したいです。
男性/30代
2024/07/04
爪水虫は、真菌(カビ)の一種である白癬菌が原因で、爪白癬(つめはくせん)とも呼ばれます。足の水虫(足白癬)を治療せず放置することで、白癬菌が皮膚から爪に入り込んで増殖し、爪白癬を引き起こすことが一般的です。
爪白癬になると、爪が白色や黄色に濁り、しだいに厚くなります。通常、痛みやかゆみはありませんが、爪が厚くなることで、痛みや歩きづらさを感じることもあります。症状は、爪の先端から始まり、根元に向かって進行することが多いと言われています。
市販の塗り薬は、足白癬の治療を目的としており、足白癬の場合は市販の塗り薬で治すことができるようですが、爪白癬では難しいようです。
爪白癬の症状が軽く、爪の先端にとどまっているようなケースで内服が困難な場合には、医療機関で塗り薬による治療が選択されることもあります。しかし、治療には時間がかかり、爪を削らなくてはならない場合もあります。また、塗り薬では爪の中にいる菌まで到達せず、治癒に至らないことも多いようです。そのため、爪白癬の治療は、抗真菌薬の飲み薬が第一選択となっています。抗真菌薬の飲み薬は、治癒率も高いと言われています。
白癬菌は人から人へ感染するリスクがあります。さらに爪白癬は治ったように見えても、菌が残っている場合が多いため、医療機関で定期的な状態の確認と処置をされるほうがよいでしょう。感染予防や適切な処置・治療を受けるためにも、皮膚科を受診されることをお勧めします。
※2024年6月30日時点の内容です。
回答者
保健同人フロンティアメディカルチーム
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