和のハーブの香りでリラックス ~夏の疲労回復に
最終編集日:2023/7/20
日本のハーブには、心身をリラックスさせたり、胃腸の働きを助けたりするものが数多くあります。夏の暑さで疲れがとれない、胃腸の調子がよくないというときは、ハーブを試してみてはいかがでしょうか。
●日本のハーブってどんなもの?
ハーブとは、人の暮らしに役立つ植物のことで、料理や飲み物、スキンケア、虫除けなどに幅広く用いられています。香りが豊かなものも多くあります。代表的な日本のハーブは、シソ、ショウガ、ワサビ、サンショウなどで、薬味として昔から使われてきました。ちなみに、年末年始の飲食によって弱った胃腸の調子を整えるといわれている「春の七草(セリ、ナズナ、スズナなど)」も日本のハーブです。
●手軽に使える精油でバスタイムをリラックスタイムに
ハーブから抽出したエキスである精油(エッセンシャルオイル)を使えば、手軽にハーブを楽しめます。おすすめは、お風呂での利用。お風呂に入ること自体が心身の緊張を解きほぐしてくれますが、例えば、和の香りであるヒノキ、トドマツなどの精油を湯に垂らせば、森林浴をしているような香りでリラックス効果がさらに増します。
精油と塩を混ぜたバスソルトを湯に溶かせば、塩のミネラル分が発汗や老廃物の排出を促してデトックス効果も期待できます。
【バスソルトの作り方】
小さめのふた付きの容器の中に天然塩30gを入れて精油5〜6滴を垂らし、よく振って混ぜる。これを湯の中に入れて溶かす。
●シソ、ショウガを料理に活用して食欲増進
シソは独特の香りで食欲をそそりますが、防腐・殺菌作用もあります。ショウガは消化を促したり、からだを温めるほか、血行をよくして代謝を高めてくれます。ストレスや胃腸の不調などから食欲がわかないときこそ、シソやショウガを料理に添えてみましょう。
●自家製ハーブ飲料でスッキリさわやかな気分に
ハーブや果実をシロップで漬け込んで作る濃縮飲料をコーディアルといいます。水や白湯、炭酸水で割ったり、料理やお菓子、カクテルに加えたりなど、幅広く利用できます。
【ショウガのコーディアルの作り方】
鍋に水500mLを煮立て、かき混ぜながら砂糖(グラニュー糖、白砂糖など)350gを溶かす。ショウガのスライス(好みでシナモン少々も)を5〜6枚入れて、香りを含めて成分が抽出できるように20分ほど煮る。火を止めて仕上げにレモン汁大さじ2を加え、粗熱がとれたら、こしてガラス容器などに入れて保存する。
※ショウガの代わりにハッカ(ミント)の葉でも作ることができます。
監修
株式会社トトラボ代表、薬学博士
村上志緒
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