アロマセラピーの作用は？

アロマセラピーは芳香療法と呼ばれ、芳香植物が生み出す香りの成分である「精油」を心身の健康と美しさを保つために役立てる、植物療法のひとつです。厳格な研究が行われていないため、推奨できるまでの根拠のある情報がありません。あくまでも病気の治療を目的とした情報ではなく、健康維持やQOL（生活の質）の向上としてご活用いただくための一般情報としてご理解ください。

以下に、活用時の注意点をご紹介します。

●精油を選ぶ基準

・ロット番号が入って、蒸留ごとに分析されている。

・農薬や酸化防止剤、防腐剤、不純物が入っていない。

・精油名、学名が書かれている。

・精油ごとに分析表がついていて、芳香成分の含有量の記載がある。

●安全な使用方法

・基本的には直接肌に付けないようにして、必ず薄めて使用します。

・使用前にパッチテストをして、アレルギー反応が出ないか確認しましょう。使用濃度に希釈したら、腕の内側に1～2滴つけて48時間様子をみます。アレルギー反応（赤み、腫れ、かゆみなど）がみられた場合には、すぐに流水で洗い、使用を避けてください。

・病気の治療中の方は、治療法により注意が必要な種類もあるため、使用前に主治医や専門店に、使用が問題ないかどうか相談しましょう。

精油にはさまざまな効能がありますが、ご自身の状態にいいと思われる精油でも、その香りが苦手と感じたら効果は期待できない場合もあります。

同じメーカーの同じ精油でも、その年の気候や自然環境に影響され、微妙に香りが違うことがあるでしょう。直観的に好きと思える精油が、今の心身にとって必要な香りかもしれません。必ず香りを確かめて、好きと思える精油を選ぶことが大切です。