歯周病のサインと危険性

最終編集日:2023/6/10

6月4〜10日は「歯と口の健康週間」です。この機会に歯と口の健康を見直し、口から全身の健康を守っていきましょう。


●そもそも「歯周病」とは?

広告などでもよく耳にする「歯周病」ですが、実際にどのような病気かご存知ですか。

歯周病とはプラークと呼ばれる歯垢(しこう)が歯肉(歯ぐき)に付着し、炎症を起こす病気です。炎症が進むと、歯肉や歯を支える歯槽骨(しそうこつ)まで破壊されてしまい、やがて歯を失ってしまう可能性があります。歯を失う原因の1位が歯周病といわれ、40歳以上の約8割が歯周病にかかっているともいわれます。


●どのような自覚症状がある?

歯磨きをすると出血する、歯肉が腫れている、歯肉に痛みがある、冷たいものがしみる、周りから口臭を指摘される、朝起きると口の中が粘つく、歯がグラグラする、歯肉から血や膿(うみ)が出る、このような症状があればそれは歯周病のサインかもしれません。

もしも、気になることがあれば早めに歯科を受診しましょう。また、定期的に歯の検診を受けることで、歯周病を早期発見することもできます。


●口の中だけじゃない!

歯周病の怖いところは、病巣が口の中だけにとどまらないことです。

歯周病菌が血液中に入り込むと、動脈硬化、糖尿病、脳梗塞、心筋梗塞、誤嚥性肺炎の発症・悪化リスクが高まることがわかっています。歯周病は全身の健康にかかわり、命の危険を脅かす可能性のある病気だということをしっかりと認識しておきましょう。

監修

保健同人フロンティアメディカルチーム

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