トイレが近い! その原因は?

最終編集日:2022/2/6

あなたは、毎日何回くらいトイレに行きますか? 中には、夜中にトイレに行きたくなってぐっすり眠れないという人もいるかもしれません。日中の排尿回数が8回以上の場合を「頻尿」といいます。治療が必要な場合もありますが、日常生活のちょっとした工夫で改善できることもあります。


尿が近くなる原因としては、前立腺の肥大や膀胱炎などの泌尿器疾患によるもの、カフェインやアルコール、水分のとり過ぎによるもの、冷えや心因性によるもの、糖尿病などの内分泌疾患、薬剤による影響などが考えられます。


改善のためには、まず普段から水分の摂取量が多い人は控えてみること。知らず知らずのうちに、コーヒー、紅茶、緑茶、アルコールなどを多く飲んでいることがあります。また、冷えが原因と思われる場合は、下着などを工夫して体を冷やさないようにしてください。入浴もきちんと湯船に浸かって、体を温めるようにするとよいでしょう。


頻尿の中には、体ではなく、心の問題が原因になっていることもあります。ほかの病気や尿量に問題がないにもかかわらず、トイレのことが気になってしまい何回もトイレに行ってしまう状態です。心因性なので、夜間の頻尿はみられません。ストレスや薬などが原因となりますが、まずはこれらが影響しているかどうかを確認することが必要です。


なお、1日の排尿回数は個人差が大きいので、8回以下の排尿回数でも、自分で排尿回数が多いと感じる場合は頻尿ということができます。尿が出にくい、尿の勢いがない、排尿痛、血尿、尿が濁る、残尿感がある、尿量が少ない、尿量が多いなどの気になる症状がある場合は、泌尿器科などを適切に受診することをおすすめします。


監修

保健同人フロンティアメディカルチーム

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