「怒り」を上手にコントロールするには…
最終編集日:2024/11/4
怒りの感情と上手につき合い、コントロールするトレーニングを「アンガーマネジメント」といいます。
怒りにまかせて感情的になって発した言動により、それまでの人間関係や信頼関係を失うこともあります。円環なコミュニケーションをとるためにも、自分で怒りをコントロールすることは必要です。
冷静になるためには、ひと呼吸おくことが望ましいですが、そう簡単にはできないもの。アンガーマネジメントに取り組む前に、そもそもなぜ自分が怒りを感じるのかを考えてみましょう。なぜなら、怒りを感じる頻度が少なくなれば、コントロールする必要性もなくなってくるからです。
●どんなときに怒りを感じるのか
まず、自分がどんなときに怒りを感じやすいのか、書き出しましょう。怒りの度合いを数値などにして表してみると、自分の傾向が見えてくるかもしれません。
人によって、怒りのポイントというのは異なります。それは、私たちの中に怒りを感じてしまう個別の理由や背景などがあるからです。本来、感じなくてもよい怒りについては、その部分を少し掘り下げて自分と向き合ってみることで、感じにくくなっていく可能性もあります。
●怒りを感じやすい相手と話すとき
怒りは、爆発寸前まで我慢してしまうと、ひと呼吸おくことも難しくなります。そのため、怒りが爆発する前に対処することが大切です。
可能であれば、怒りを感じやすい相手と話し合う機会を持ち、できるだけ落ち着いて、気持ちを真剣に伝えましょう。その場合は、相手ではなく自分を主語にして伝えるようにします。例えば「あなたが、昔の話をするのが嫌だ」という言い方はせず、「私は、あなたがそのような話をすることがとても辛い」と、自分を主語にして話すと、相手を責める印象が和らぎ、思いが伝わりやすくなります。
監修
保健同人フロンティアメディカルチーム
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