冬の憂うつ はもしかして病気?
最終編集日:2023/2/2
日照時間が短く、寒い冬はついからだを動かすのがおっくうになり、気持ちもふさぎ気味になります。こうした症状はもしかすると「冬季うつ」かもしれません。
冬季うつは「季節性感情障害」とも呼ばれます。秋から冬にかけて誰にでも起こる可能性があり、春になって暖かくなると症状が軽快するのが特徴です。くわしいメカニズムについては、はっきりしていませんが、季節的に日照時間が短くなることが影響していると考えられます。
気分が落ち込む、不安を感じる、何かを楽しめなくなる、集中力が低下するといった一般的なうつ病の症状に加えて、睡眠時間が長くなる、食欲が増す、意欲が低下することが特徴です。
しかし、うつ病と違い、冬季うつはセルフケアで予防・改善することができる病気です。生活を整えて、冬季うつに負けないからだをつくりましょう。
●太陽の光を浴びる
室内で過ごすことが多い季節ですが、1時間程度の日光浴を心がけましょう。カーテンを開けて積極的に日光にあたり、外に出るようにします。
●バランスのいい食事を規則正しく
乳製品、大豆製品、肉、魚などのたんぱく質を意識しながら、炭水化物、脂質、食物繊維などを含むバランスのとれた食事を心がけます。食事の時間や回数が不規則にならないようにしましょう。
●適度な運動
習慣化できる適度な運動を楽しみましょう。ウォーキングなど、太陽の光を浴びながらできる運動も効果的です。
「冬」を悲観しないように、イベントを楽しんだり、冬ならではのスポーツに挑戦したりすることもおすすめです。それでも心がつらいと感じるときは、専門家に早めに相談しましょう。
監修
保健同人フロンティアメディカルチーム
この傷病に関連したQ&A
50歳を過ぎてから冬場はからだが動かない
女性/50代2022/02/22休日を1日中寝て過ごす自分がイヤです
女性/20代2022/01/28毎年、秋になると気分が沈み落ち込む
女性/40代2021/12/21
関連するキーワード
みんなの
歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談※が利用可能
※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。