「目薬」を正しく使えている?

最終編集日:2022/11/17

空気が乾燥してくる季節。目の乾燥を感じて、目薬を差す機会も増えることでしょう。私たちにとって身近な薬ですが、意外と正しく使えていないのが目薬です。正しく使って、目の健康を守りましょう。


●目薬を差す前に

手をきれいに洗って清潔にします。さらに、容器の中ににごりや浮遊物がないかを、よく確認しましょう。


●目薬を差す

下まぶたを指で下に引く「あかんべー」の状態で、容器の先がまぶたやまつげに触れないよう、目薬を落とします。目尻や目頭に接触させてしまうと、目やにや雑菌を吸い込んでしまい、容器の中で繁殖してまうので厳禁です。


●1滴でOK

大人の目が保持できる薬の量は約0.02mL。目薬1滴の量は約0.05mLで、特に医師からの指示がない場合は、1回に1滴で十分です。点眼後はしばらく目を閉じ、まばたきをするのは避けましょう。もしも目からあふれたときは、清潔なティッシュなどで拭き取ります。


●保存方法

直射日光を避け、専用の遮光袋がある場合はそれに入れて保管します。高温多湿の環境は薬が変質する可能性があります。特に車の中は高温になるため、放置しないように気をつけてください。また、保管方法は目薬によって異なるので、医師や薬剤師の指示に従いましょう。開封した目薬はすみやかに使い切り、開封後の使用期限としては、特に記載のない場合、一般用目薬で3カ月、医療用目薬で1カ月程度が使用の目安です。なお、子どもの誤飲防止のため、目薬は手の届かないところに保存しましょう。

監修

保健同人フロンティアメディカルチーム

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