眼精疲労を避ける工夫

パソコンをよく使うせいか、最近、目が重かったり、疲れてしょぼしょぼするような感覚が断続的に続いています。眼精疲労でしょうか? パソコンの置き方や目に良い栄養素など、生活の中でできることはありますか?
この質問への回答
保健同人フロンティアメディカルチーム
目が重いなどの症状が継続的にあるのですね。ご相談内容のみから、目の病気をはっきりとさせることは難しいのですが、一般的な原因などについてご説明します。
普段よりも目が疲れやすい、目が重い、目が痛いなどの症状が起こったときは、眼精疲労と呼ばれますが、目自体に原因がある場合と、全身に原因がある場合があります。
目に原因がある場合、遠視、乱視などがあると、目が疲れやすくなります。パソコンなどの作業時に、調節力の低下や屈折異常があると、眼精疲労も出てきます。ドライアイも原因となります。
全身的な原因がある場合は、高血圧や低血圧、貧血や鼻の病気などが原因となることもあります。
受診されるならば、眼科がよいでしょう。検査によって、ほかの診療科が必要な場合は、紹介してもらえると思います。
また、以下に一般的な眼精疲労のセルフケア法を挙げます。参考にしてみてください。
●乾燥やエアコンの吹き出し口による風は目を乾燥させるため、風が目に直接当たらないようにする
●長時間、画面を見続けるとまばたきが減り、目は乾いた状態に。パソコンなどを使用する際は、まばたきの回数を増やしたり、遠くを見たりして、目の筋肉のストレッチを定期的に行うようにする
●パソコンのモニターを目の位置より低くなるよう調節し、目を大きく開くことを防いで目の乾燥を予防する
●コンタクトレンズの使用を避け、眼鏡を使う
●近くを見るときはあまり目を近づけすぎず、一定の距離(25㎝程度)を保ち、1時間のパソコン作業に対し、1~2回の休憩をとる
●目にとって大切な栄養素をとるように心がける
・目のビタミンといわれるビタミンA:卵、牛乳、チーズ、緑黄色野菜、レバー、魚など
・疲労回復・視力低下を防ぐ効果のあるビタミンB1:豚肉、魚、豆類、穀物などや、ビタミンB2:レバー、肉、さば・さんまなど魚介類、乳製品、納豆、卵など
・充血を防ぐビタミンC:果物、野菜、いも類、緑茶など
・目の毛細血管の血行をよくするアントシアニン:ブルーベリー、適量の赤ワイン、ぶどう、いちごなど
●温かいタオルなどで目を温め、目の周りの血流をよくすることで、涙の蒸発を抑える方法も


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