ワクチン接種で副反応が起こったら…
最終編集日:2024/5/2
すべての予防接種のワクチンは、何より安全で効果があることを考慮して、製造、認可されていますが、どのワクチン接種でも一定の割合で副反応(ワクチン接種による好ましくない反応)が起こることがあります。
副反応の症状としては、発熱、注射部位の発赤や腫れ、疲労感、頭痛、筋肉痛や関節痛などがあります。また、ワクチンによってはその病気に軽くかかったような症状が現れることもあります。これらの副反応は一過性の現象であり、誰にでも発生する可能性があります。
なお、まれにアナフィラキシーという重篤なアレルギー症状が現れることもあります。これは重症化すると命にもかかわります。
●副反応が起こったら次のワクチン接種は控える?
1回目の予防接種で出現した副反応が、ワクチンのアレルギーによるものであると医師に判断された場合、次の予防接種については慎重に対応する必要があります。
特に、アナフィラキシーショック(蕁麻疹、嘔吐や腹痛、息苦しさ、低血圧や意識消失などの症状)のような重篤なアレルギー反応が起きた場合は、次回の予防接種は控えます。しかし、状況によっては接種を分割したり(ワクチン量の調整)、皮内反応(ワクチンを皮内にごく少量注射して、反応を見ること)を行ったりして、接種するかどうかの判断することもあります。
●副反応の記録を残すことの重要性
予防接種に限らず、過去にアレルギー反応やアナフィラキシーショックを起こしたことがある場合は、今後、医療機関を受診、予防接種を受ける際に、問診票や予診票にワクチン接種によるアレルギー反応の記入と、原因となった医薬品やその時の状況を必ず伝えましょう。
そのためにも、予防接種後に副反応が出たことを記録に残しておくことが大切です。
監修
保健同人フロンティアメディカルチーム
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