おならがよく出るという人は…

最終編集日:2024/4/29

おなら(ガス)は、食事の際などに口から飲み込んだ空気と、腸内でいろいろな食べ物が発酵して発生するガスが混じって、肛門から排出されるものです。腸内環境が乱れるとおならが出やすくなります。一般的に、おならは食べものや生活習慣と密接にかかわっているため、それらを見直すことで改善が期待できます。


●腸内環境を悪くする食べ物

においについては、食べ物と腸内細菌が関係しています。肉類、魚介類、乳製品、香辛料などをとりすぎると、おならのにおいが強くなると言われています。

豆類、いも類、キャベツ、玉ねぎなどは食物繊維が多く、健康によい食材ではありますが、腸内でガスを発生させやすいので食べすぎには要注意です。なお、乳糖不耐症(乳製品に含まれる乳糖を消化する酵素の分泌量が少ない)の体質の人は牛乳や乳製品をとると、おなかが緩くなり、おならが出やすくなるので気をつけましょう。


●腸内環境を改善する生活習慣

腸内環境を改善するためには、発酵食品(みそ、納豆、ヨーグルトなど)や食物繊維が含まれる野菜、きのこ類、海藻類をとるようにします。

早食いは空気を飲み込みやすくなるので、食事の際はゆっくりよくかんで食べるようにしましょう。おならやトイレを我慢せず、また、ストレスの解消を心がけることも大切です。

監修

保健同人フロンティアメディカルチーム

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