改善しない下痢、おなら。自分でできる対処法は?

女性/30代
2025/05/14

腸が弱く、下痢になりやすかったり、おならがコントロールできずに悩んでいます。改善するために自分でできる対処法を教えてください。

この質問への回答

保健同人フロンティアメディカルチーム

下痢やおならなどの症状をやわらげ、腸内環境を整えるためのセルフケアをご紹介します。


下痢は、腸の炎症のほか、環境や食生活の変化、疲れ、精神的負担などの影響を受けることもあります。下痢のときには過労を避け、規則正しい生活を心がけるとよいでしょう。食事は、腸に負担をかけないよう、冷たいもの、脂っこいもの、香辛料を多く使った食品、アルコール、カフェインを含む飲料など、消化のよくないものや腸の粘膜を刺激するものは控えましょう。こまめに水分補給をすることも大切です。おなかがゴロゴロするときは、腹巻きや下着を重ねる、ホットパックをあてるなど、軽く温めると症状が落ち着くことがあります。また、腸内環境を改善するため、適度な運動を習慣づけましょう。精神的なストレス、不規則な生活は胃腸の働きを低下させるため、十分な休養や気分転換をおすすめします。


おならは、食事のときに飲み込んだ空気と、食べたものが小腸や大腸を通って消化・吸収される過程で発生するガスです。この空気とガスの量が多い場合、おならが出やすくなります。以下の点に留意しましょう。

●口から入る空気の量を減らす

食事はゆっくりとよく噛んで食べるようにしましょう。ガムを噛んでいると唾液が胃腸に流れやすく、空気も入りやすくなるため、炭酸飲料やガムは控えめにしましょう。

●食事の内容を見直し、腸内環境を整える

腸内細菌のバランスを整える微生物を含む食品(ヨーグルト、納豆などの発酵食品)は、腸内環境を善玉菌優位にします。海藻類、豆類、ごぼう、さつまいもなど食物繊維の多い野菜、果物も善玉菌が増える食品ですが、繊維質が豊富なため、ガスが発生しやすくなります。また、脂肪が多い食事は食べたものが腸に残りやすく、そこからガスが発生することがあるため、とりすぎに注意しましょう。

●生活習慣を見直し、腸の働きの正常化をはかる

消化器はストレス性の過敏症状が出やすいので、心理的な緊張や不安などの解消に努めるのも有効です。


症状が頻繁におきることが続いて、日常生活に支障をきたすようでしたら、消化器内科またはかかりつけ医を受診することをおすすめします。


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