肝機能がB判定。脂肪肝にならないための注意点は?
健康診断で、肝臓の数値(AST、ALT、γ-GT)が、初めて基準値を少し超えてB判定となりました。飲酒の習慣はなく、肥満の傾向もないのですが、脂肪肝などにならないようにするため、何に注意すればよいでしょうか。
この質問への回答
みんなの家庭の医学メディカルチーム
肝機能検査の項目のうち、AST(GOT)は肝臓、心臓、筋肉の細胞などにある酵素、ALT(GPT)はほとんどが肝臓に存在する酵素です。ASTとALTが異常値を示す疾患は、肝臓、胆管系、心臓、甲状腺、貧血など多岐にわたります。一般的に、数値が高いほど病気の可能性が高いことを示します。また、γ-GT(γ-GTP)は、解毒作用に関係している酵素です。飲酒以外の原因でγ-GTが上昇するのは、脂肪肝や胆汁の流れが障害されている場合などがあります。
飲酒習慣がない場合の脂肪肝は「非アルコール性脂肪肝(NAFLD)」と呼ばれます。肥満傾向がなくても、内臓脂肪の蓄積や運動不足、食事内容(とくに糖質・脂質の過剰摂取)により発症することがあります。非アルコール性脂肪肝を防ぐためには、適正体重を守り、日頃からバランスのよい食事と適度な運動を心がけ、規則正しい生活を送りましょう。
非アルコール性脂肪肝を防ぐための留意点をご紹介します。
●脂質のとりすぎに注意し、バランスのよい食事を心がける
脂質や糖質のとりすぎは、肝臓に脂肪がたまりやすくなるため、野菜・海藻・きのこ類を増やし、加工食品や甘い飲み物は控えめにしましょう。
●生活に適度な運動をとり入れる
適度な運動を行うことで脂肪が代謝され、肝臓の働きの改善に役立ちます。継続できる有酸素運動を行うとよいでしょう。
●休息をとる
全身の代謝を整え、肝臓の負担軽減につながるため、十分な休養と睡眠をとり、ストレス解消を心がけましょう。
健診結果で「要経過観察」などの指示があれば、その指示に従うことが大切です。上記の生活習慣改善を継続し、定期的な血液検査での経過観察が必要です。気になるようでしたら、3カ月以内を目安に生活を見直して体調を整えたうえで、お近くの消化器科または内科への受診をおすすめします。なお、受診の際は健診結果を持参されるとよいでしょう。

みんなの
歩数ゲームやデイリーアドバイス、無料健康相談※が利用可能

※ご所属先が本サービスを契約いただいている場合のみご利用いただけます。