多発性骨髄腫の治療中の手足のしびれと対処法
2026/02/07
多発性骨髄腫の抗がん剤治療中に手足がしびれるようになりました。これは副作用でしょうか。対処法を教えてください。
この質問への回答
福岡ハートネット病院
井林雄太
手足のしびれは、多発性骨髄腫の治療で使用される抗がん剤の副作用として起こることがあります。特にボルテゾミブやサリドマイド、レナリドミドといった薬剤で生じやすい「末梢神経障害」と呼ばれる副作用です。
末梢神経障害は、手足の先のしびれ、ピリピリした感覚、感覚の鈍さ、痛みなどが現れます。症状が進むと、ボタンがかけにくい、箸が使いにくい、つまずきやすくなるなど、日常生活に影響が出ることもあります。
しびれを感じたら、早めに主治医へ相談することが大切です。症状が軽度であれば、薬剤の投与量を減らしたり、投与間隔を延ばしたりすることで改善することがあります。症状が強い場合は、薬剤の変更を検討することもあります。
症状を和らげるために、ビタミンB12などの神経機能を助ける薬や、しびれ・痛みに対する神経障害性疼痛の治療薬(プレガバリンなど)が処方されることがあります。
日常生活では、手足を冷やさないようにする、マッサージやストレッチで血行を良くする、転倒予防のために歩きやすい靴を選ぶなどの工夫も役立ちます。
末梢神経障害は、早期に対処することで悪化を防げることが多いため、しびれを感じたら我慢せず、医療スタッフに伝えてください。適切な対応によって、症状をコントロールしながら治療を継続できる場合も多くあります。

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