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胃悪性リンパ腫はピロリ菌除菌で治る?

女性/50代
2026/02/09

私の胃悪性リンパ腫はピロリ菌が原因と言われましたが、除菌治療だけで治ることはありますか。

この質問への回答

医療法人医仁会 藤本病院

谷川祐二

胃悪性リンパ腫の中でも、MALTリンパ腫(粘膜関連リンパ組織型リンパ腫)であれば、ピロリ菌感染が原因となることが多く、除菌治療だけで改善する可能性があります。


ピロリ菌の除菌治療は、抗生物質2種類と胃酸を抑える薬を1週間服用する方法で行われます。MALTリンパ腫の場合、除菌によって約70〜80%で縮小または消失すると報告されています。ただし、効果が現れるまでには数カ月から1年程度かかることがあり、定期的な内視鏡検査で経過を観察する必要があります。


除菌治療が効果を示しやすいのは、早期の病変で胃の粘膜に限局している場合です。一方、リンパ腫が胃壁の深くまで広がっている場合や、特定の染色体異常がある場合、リンパ節転移がある場合などでは、除菌治療だけでは効果が不十分なことがあり、放射線治療や抗がん剤治療(化学療法)などの追加治療が必要となります。


また、胃悪性リンパ腫にはMALTリンパ腫以外の種類(びまん性大細胞型B細胞リンパ腫など)もあり、これらではピロリ菌除菌だけでは治療効果が期待できず、抗がん剤治療が必要となります。


主治医から病変の進行度や詳しい病理診断について説明を受け、ご自身の状態に最も適した治療方針を確認されることをお勧めします。

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