風邪かな？と思ったときの対処法は？

風邪の原因は、9割以上がウイルスによるもので200以上の種類があるといわれています。ウイルスの種類によって、熱が出やすいもの、喉の炎症が強いもの、肺炎などの合併症を起こしやすいものなど、症状や回復するまでの経過に違いがあります。

基本的に特効薬はなく、症状をやわらげる対症療法が中心です。安静にし、からだを保温し、栄養と水分をしっかり補給することが早い回復につながります。

風邪の前兆らしき症状があれば、まず無理をせず休養をとりましょう。室温を適切に保ち、衣服や温かい飲み物でからだを冷やさないようにします。喉や鼻の粘膜を保護するために、こまめな水分補給も重要です。さらに、室内の湿度を保つために加湿器や濡れタオルを使い、蒸気を吸入することも有効です。食事は消化にやさしいスープやおかゆ、果物などで栄養を補給されるとよいでしょう。

また、市販薬を服用する場合は、薬剤師に相談の上、用法・用量を守って正しく使用しましょう。特に子どもへの使用には注意が必要です。

症状が強い場合や長引く場合は、医療機関を受診することをおすすめします。