胆嚢腺筋腫症の疑いで要再検査。どんな病気?
2025/12/12
健康診断の腹部超音波検査の結果、「胆嚢腺筋腫症」の疑いがあり要再検査とのことでした。胆嚢腺筋腫症という病気について、あまり耳にしたことがないのですが、どのような病気なのでしょうか。何科を受診すればよいのでしょうか。
この質問への回答
みんなの家庭の医学メディカルチーム
胆嚢腺筋腫症(たんのうせんきんしゅしょう)は、胆嚢の壁の全体、または一部が厚くなっている状態です。良性の疾患で、多くは無症状に経過し、健康診断の超音波検査などで偶然発見されることがほとんどです。一方、胆嚢内や胆嚢の壁に結石があって胆嚢炎を起こすと、右腹部の違和感や痛み、吐き気、腹部膨満感などを伴うことがあります。
腹痛などの症状がなく、肥厚した胆嚢壁の層構造にがんを疑う所見がなければ、医師の指示に従って、定期的に腹部超音波検査による経過観察を行います。胆嚢がんが疑われる所見が少しでもあれば、MRIやCT、超音波内視鏡検査などによる精密検査を行い、鑑別することが重要です。
ご相談者の場合、「再検査」の指示があったとのことですので、健診結果を持参して消化器内科や肝胆膵内科などを受診しましょう。お近くの内科を受診し、必要に応じて専門医を紹介してもらうことも可能です。

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