斜視を治したい。どんな治療がある?
2025/11/09
子どもの頃から軽い外斜視があり、治療を検討しています。どのような治療があるのか教えてください。手術を受ける場合、仕事をしているので術後の経過も気になります。
この質問への回答
みんなの家庭の医学メディカルチーム
物を見ようとするときに、片目は正面を向いていても、もう片目が違う方向を向いてしまう状態を斜視といい、片方の目が外側を向くものを外斜視といいます。
原因として、子どもの頃の斜視が進行したもの、目を動かす筋肉や神経の異常(脳卒中、外傷、糖尿病など)、加齢やストレスなどによる目の筋肉のゆるみなどがあります。
斜視の治療は、状態・程度、原因、患者さんの年齢、併発している目の症状(遠視や弱視、眼振など)などを全体的に考慮して方法を選択します。おもな治療法として、眼鏡の使用、両眼視機能を向上させる視能訓練、斜視手術などがあります。また、原因疾患がある場合は、その治療も並行して行われます。
手術を選択する場合は、光の屈折を利用したプリズム眼鏡で眼位を矯正する方法や、目の筋肉が付着している位置を動かす手術があります。局所麻酔による日帰り手術が一般的で、通常、術後1〜2週間で充血などが改善するようです。また、再発の可能性もあるため、術後の経過観察が重要です。
手術前後の処置や経過は病状により異なりますので、まずは斜視を専門にする眼科を受診し、治療法や不安な点などについて、主治医へよく相談されることをおすすめします。

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