ナッツ類を食べると腹痛が…これは食物アレルギー?

ピーナッツやアーモンドなどのナッツ類を食べると、気持ちが悪くなり、腹痛や下痢をおこします。もしかして、これは食物アレルギーなのでしょうか?
この質問への回答
みんなの家庭の医学メディカルチーム
一般的に、ある食物が体内に入ったことで引き起こされるアレルギー反応を「食物アレルギー」といい、食物アレルギーの原因となる食物にはナッツ類も含まれています。
食物アレルギーの症状は、皮膚のかゆみ、発赤、じんましん、湿疹などの皮膚症状、腹痛や下痢、嘔吐などの消化器症状、咳、喘鳴(ぜいめい)、呼吸困難などの呼吸器症状、まぶたの腫れや目のかゆみ、くしゃみや鼻水、口腔内の違和感、唇のむくみなど、人によって多岐にわたります。
食べたあとにすぐ現れるタイプの症状では、30~60分でピークに達し、軽い症状であれば半日以内に症状がよくなることが多いのが特徴です。
また、こうした症状が、急速かつ複数同時に起こるのをアナフィラキシーといい、さらに進行してショック状態になることをアナフィラキシーショックといいます。この場合は救急車を呼ぶなどして、すぐに医師の診察を受けることが必要です。
特定の食べ物をとることで体調が悪くなる場合には、からだへの負担となるため摂取を控えるほうが望ましいでしょう。
食物アレルギーがあるか調べたい、または相談したい場合は、アレルギー専門医のいる医療機関を受診されるとよいでしょう。専門医とは、日本専門医機構が加盟学会と協調して定めた制度に基づき、医師が3〜5年間の専門研修を受け、資格審査および専門医試験に合格したうえで、日本専門医機構により認定された医師のことです。受診の際は、予約が必要かなどを事前に確認されることをおすすめします。


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