LDLコレステロールが高値、控えるべき食べ物は?

男性/40代
2025/09/30

健診で、LDLコレステロールが基準値を大幅に超えてしまいました。自覚症状などはありませんが、数値を下げるために具体的に控えたほうがよい食べ物などはありますか?

この質問への回答

みんなの家庭の医学メディカルチーム

LDLコレステロールが高い場合、具体的に控えたほうがよい食品としては、動物性脂肪に多く含まれる飽和脂肪酸やコレステロールを多く含む食品があります。

飽和脂肪酸は、肉の脂身(バラ肉、ひき肉、鶏肉の皮など)、バター、ラード、生クリームなどに多く含まれます。

コレステロールを多く含む食品としては、卵(特に卵黄)、レバーなどの内臓類、魚卵(イクラ、タラコなど)、シラス干し、シシャモ、イカ、タコ、エビ、ウナギなどがあります。

また、マーガリンやショートニングを多く使用した菓子類(ケーキ、ドーナツ、菓子パンなど)やスナック菓子に含まれるトランス脂肪酸もLDLコレステロールを上昇させることが知られています。


食生活では、肉類に偏らない食事を心がけ、魚類(特に青魚)を積極的に取り入れることがすすめれます。

LDLコレステロールが高い場合、動脈硬化が進行しやすくなりますが、青魚に含まれるEPAやDHAをとることで、動脈硬化を予防し、心筋梗塞などの病気の発症リスクを下げることにつながります。イワシ、サンマ、ブリ、サバなどの青魚を意識して食事に取り入れましょう。

また、食物繊維はコレステロールの吸収を抑え、体外への排出を促進する効果があります。大豆製品、野菜、海藻類、精製度の低い穀類(玄米や雑穀米など)、きのこ類、いも類などの食物繊維が豊富な食品を十分に摂取することが重要です。


なお、健診で「要受診」と判定された場合は、医師の診察を受けることをおすすめします。専門医(循環器内科や代謝内科など)に相談し、適切な治療方針を決めることが大切です。


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