ラムゼイ・ハント症候群と帯状疱疹の違いとは?

2025/08/13
ラムゼイ・ハント症候群と帯状疱疹の原因と症状について、その違いを教えてください。
この質問への回答
みんなの家庭の医学メディカルチーム
ラムゼイ・ハント症候群と帯状疱疹は、どちらも水ぼうそう(水痘)の原因ウイルスである、「水痘帯状疱疹ウイルス」を原因とします。
水痘が治った後も、ウイルスは体内の神経内に潜んでおり、加齢やストレス、疲労などでウイルスが再活性化することで、帯状疱疹を発症します。顔や胸、腹、背中、臀部など、ウイルスが潜んでいた左右どちらかの神経に沿って、帯状に痛みを伴う発疹や水疱が現れます。
ラムゼイ・ハント症候群は、顔面神経の膝神経節という部分(耳の後ろの骨の中にある)に潜んでいたウイルスの再活性化により、耳の中や周辺に帯状疱疹が現れ、顔面神経麻痺を引き起こした状態です。
顔の左右が対称ではなくなる(顔のゆがみ、眉や口角の高さが違う)、顔の筋肉が動かしづらい(目を閉じられない、眉が動かない、口を閉じられない、笑えない、表情を変えられないなど)、味覚障害などの顔面麻痺症状に加え、耳の中や周囲の発疹や水疱、耳鳴りや難聴、めまいなどの症状を伴うこともあります。しかし、これらの症状が全て現れない場合もあり、現れる順序にも個人差があります。


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