前立腺がんの放射線治療後の副作用はいつまで続く？

前立腺がんの放射線治療では、膀胱や尿道、直腸、前立腺周囲などが放射線の照射を受けるため、尿路器官、消化器官、性機能などに副作用の症状が起こることがあります。

副作用が現れる時期や経過はさまざまで、放射線治療中から終了後数週間に生じる急性期反応と、終了後半年から数年に生じる晩期反応があります。一般的に、急性期反応は、治療が終われば徐々に回復することが多い傾向にあります。一方、晩期反応の頻度は高くなく、重くはなりにくいものの、治癒するまでに数年かかることもあると報告されています。

副作用の症状は、程度にもよりますが、QOL（生活の質）に影響を及ぼすこともあります。現在考えられる状態や今後の方針について、やはり主治医の先生とよく相談された上で、安心して治療を受けられることをおすすめします。