高血圧で塩分制限中の熱中症対策を教えて 

女性/50代
2025/06/05

高血圧の治療で降圧剤を服用し、塩分制限を行っています。暑い夏には、熱中症対策として塩分補給が必要と聞きますが、どのように対応したらよいでしょうか。

この質問への回答

保健同人フロンティアメディカルチーム

高血圧などで服薬治療中の場合、熱中症対策として適切な水分と塩分補給については、まずは主治医へ相談されるようおすすめします。


ここでは、高血圧の人の一般的な熱中症対策についてお伝えします。

夏は皮膚からの蒸発増加により水分が不足しやすくなります。屋外での運動や作業時はもちろんですが、高温環境にある室内でも水分の喪失が多く、熱中症の危険性が高まります。室内では、エアコンなどを適切に使用して暑さを避けることや、意識的に水分を補給することがすすめられます。


血圧が高い人の場合、水分については、十分にとることを心がけましょう。環境省では、1日当たり1.2Lを目安としたこまめな水分補給を推奨しています。塩分については、原則として、夏でも適切な減塩は必要で、1日6g未満が理想的です。

また、発汗が多い場合には、水分とともに少量の塩分を補給することが推奨されます。高温環境下での作業や運動などで特に発汗が多い場合には、水分だけを補給すると血液のナトリウムやカリウムが低くなることがあります。水分とともにスポーツ飲料や経口補水液などで塩分・ミネラルを補給することが必要です。ただし、スポーツ飲料で補給するときには、糖分のとりすぎに注意しましょう。



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